spiral
瞬間だった
ただ体が動くまま、何も考えずに右に飛んだ瞬間
さっきまで俺が居た場所に、風が切っていった
「なっ!」
俺は一度塀に足をついてそのまま後ろに振り返った
地に足が着いたときに見えたのは
一人の…魔物の姿だった
「ま、もの…?」
いったい、何で…?
相手は俺に構わず、鋭い爪を俺に振るってくる
俺は間一髪避けた
「っ…何なんだよ!!」
何で俺が殺されかかってんだ!?
コイツ、初対面だよな?
俺は舌打ちを吐いて攻撃を避けながら態勢を整える
「だから、何してんだよお前っっ!!」
そのまま、俺は相手の腹に蹴りを入れた