竜王様のお気に入り
そもそもハクリュウは、巫女達に何の興味も持ってはいない。
単に分け与える生け贄、そして自分のための食事としか、思っていなかったのだ。
巫女達からしてみたら、相当不本意な話である。
実際に巫女に接して、巫女達が竜王を求めて止まない事を、直に知っているコウリュウには、そんな無体な事は、出来なかったのだ。
「この件はお前が竜王になってから、ゆっくり考えよ。
我はヤヨイと人間界に行ければ、それでよいのだ。
それに、我が能力はお前に託していく。
故に竜王になる事に、何の心配もいらぬ。」
なんというワガママぶりであろうか。
あれほど気にしていた『低姿勢でいなさい』というヤヨイの言葉は、まんまと無視されて、コウリュウの言葉にうろたえたのであろうか、ハクリュウの声は、若干大きくなってしまった。
単に分け与える生け贄、そして自分のための食事としか、思っていなかったのだ。
巫女達からしてみたら、相当不本意な話である。
実際に巫女に接して、巫女達が竜王を求めて止まない事を、直に知っているコウリュウには、そんな無体な事は、出来なかったのだ。
「この件はお前が竜王になってから、ゆっくり考えよ。
我はヤヨイと人間界に行ければ、それでよいのだ。
それに、我が能力はお前に託していく。
故に竜王になる事に、何の心配もいらぬ。」
なんというワガママぶりであろうか。
あれほど気にしていた『低姿勢でいなさい』というヤヨイの言葉は、まんまと無視されて、コウリュウの言葉にうろたえたのであろうか、ハクリュウの声は、若干大きくなってしまった。