竜王様のお気に入り
ヤヨイは小首を傾げて、不思議そうに言葉なく、その衣装を色んな角度から眺めている。


「竜王に会いたいんでしょ?
さすがにその格好じゃ、まずいからね。
一応、巫女らしくしててもらわないとさ。」


忘れてたとばかりに、ヤヨイは衣装からハクリュウに視線を移して、抗議した。


「そうよ!そうだった!
違うのよハクリュウ。
私は巫女じゃないの。
本当の巫女は、私の姉様なの。」


「うん。知ってるよ。
でも、隣に居たキミの方を気に入ったんだ。
だから、キミを連れて来た。」


「えっ?
なんで?
竜王様がそうおっしゃったの?
気に入ったって、どういう事?」

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