竜王様のお気に入り
ハクリュウは階段の前でも、足を止める事なく、慣れた足取りで上って行く。


一方、ヤヨイの足は止まってしまった。


椅子に腰掛けて、ヤヨイが側に居ない事に気付いたハクリュウは、ヤヨイを呼ぶ。


「何をしている?
我の元へ来い。」


さっきまでの喋り方とは、全く違うハクリュウにヤヨイは抵抗があり、尚更足が動かない。


それに、大勢の人達に注目されていて、とても恥ずかしかった。

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