アラサーだって夢をみる【12/23番外編追加】
会いたかった、愛してると繰り返され、抱きしめられて三神さんのぬくもりに包まれているとあっという間に時が過ぎる。
淹れなおしてくれたコーヒーを飲みながら時計をみるとそろそろ出掛ける時間になっていた。
「ここから六本木ってどうやって行くんですか?」
「送ってあげるよ」
三神さんも時計を見て立ち上がり「俺も行きたいなあ」と言う。
その言葉に思わず目を見開くと
「腐女子友達だろ? きっと喜ぶぞー」
そう言って嬉しそうに笑った。
そりゃもう喜ぶっていうか狂喜乱舞するでしょうよ
みんな大ファンなんだから。
三神さんを大好きな人はたくさんいるのにな。
こんな事していていいのかなと後ろめたさを感じていると
「終わったら少し遊ぼうか」と、三神さんが頭を撫でてくれる。
「ほんとですか!?」
思わず声が高くなる。
「どこか行きたいとこある?」
「カラオケ! カラオケに行きたいです!」
即答してしまい、あ、と我にかえると三神さんが吹き出した。
だって、三神さんに歌って欲しい。
CDもたくさん持ってるし、めちゃくちゃ歌うまいし。
でも、他にもっと行くとこあるよね。
東京だもん…
そんな事を考えている私に三神さんはいいよ、と頷いてくれた。
(わあ…夢みたい)
よっぽど顔に出たのだろう。
三神さんは少し不満そうな顔をした。
「俺とデートするよりカラオケのがいいの?」
「三神さん、歌ってくれるでしょ?」
私はすでに何を歌ってもらおうかと曲を思い浮かべていた。
「いいけど…」
納得しきれないような表情で出かける準備を始める三神さんだった。
淹れなおしてくれたコーヒーを飲みながら時計をみるとそろそろ出掛ける時間になっていた。
「ここから六本木ってどうやって行くんですか?」
「送ってあげるよ」
三神さんも時計を見て立ち上がり「俺も行きたいなあ」と言う。
その言葉に思わず目を見開くと
「腐女子友達だろ? きっと喜ぶぞー」
そう言って嬉しそうに笑った。
そりゃもう喜ぶっていうか狂喜乱舞するでしょうよ
みんな大ファンなんだから。
三神さんを大好きな人はたくさんいるのにな。
こんな事していていいのかなと後ろめたさを感じていると
「終わったら少し遊ぼうか」と、三神さんが頭を撫でてくれる。
「ほんとですか!?」
思わず声が高くなる。
「どこか行きたいとこある?」
「カラオケ! カラオケに行きたいです!」
即答してしまい、あ、と我にかえると三神さんが吹き出した。
だって、三神さんに歌って欲しい。
CDもたくさん持ってるし、めちゃくちゃ歌うまいし。
でも、他にもっと行くとこあるよね。
東京だもん…
そんな事を考えている私に三神さんはいいよ、と頷いてくれた。
(わあ…夢みたい)
よっぽど顔に出たのだろう。
三神さんは少し不満そうな顔をした。
「俺とデートするよりカラオケのがいいの?」
「三神さん、歌ってくれるでしょ?」
私はすでに何を歌ってもらおうかと曲を思い浮かべていた。
「いいけど…」
納得しきれないような表情で出かける準備を始める三神さんだった。