ランデヴー
「坂下さん、こっちです」
まだ開始まで時間があるというのに、駅前はかなりの人でごった返していた。
今日の花火大会はこの夏最大規模の一大イベントで、土曜日ということもあり毎年大勢の人々が足を運ぶ。
そんな中、私を呼びながら手を上げる倉橋君を見付け、小走りで駆け寄った。
「ごめん、少し遅れたかな?」
そう言いながら時計を見ると、若干の遅刻を示していた。
「大丈夫ですよ、そんなに待ってないです。……浴衣、似合いますね」
小首を傾げ、少し照れたように笑って私の浴衣姿を褒める倉橋君も、ハッと目を見張る程に雅な浴衣姿だった。
「有り難う。倉橋君も、すごく似合ってる」
お世辞じゃなく、そう思った。
ランダムにラインの入った紺色の浴衣は、普段ラフな格好をしている倉橋君をぐっと大人っぽく見せる。
きっちりと合わせられた胸元は逆に清潔感を感じさせ、人の目を奪う。
今日の待ち合わせは私が毎年利用しているメインの駅ではなく、その隣の駅だった。
倉橋君お勧めの、観覧スポットがあるらしい。
まだ開始まで時間があるというのに、駅前はかなりの人でごった返していた。
今日の花火大会はこの夏最大規模の一大イベントで、土曜日ということもあり毎年大勢の人々が足を運ぶ。
そんな中、私を呼びながら手を上げる倉橋君を見付け、小走りで駆け寄った。
「ごめん、少し遅れたかな?」
そう言いながら時計を見ると、若干の遅刻を示していた。
「大丈夫ですよ、そんなに待ってないです。……浴衣、似合いますね」
小首を傾げ、少し照れたように笑って私の浴衣姿を褒める倉橋君も、ハッと目を見張る程に雅な浴衣姿だった。
「有り難う。倉橋君も、すごく似合ってる」
お世辞じゃなく、そう思った。
ランダムにラインの入った紺色の浴衣は、普段ラフな格好をしている倉橋君をぐっと大人っぽく見せる。
きっちりと合わせられた胸元は逆に清潔感を感じさせ、人の目を奪う。
今日の待ち合わせは私が毎年利用しているメインの駅ではなく、その隣の駅だった。
倉橋君お勧めの、観覧スポットがあるらしい。