アイムホーム
「・・っ」

「え?これもだめ?」

驚いてやめると、芙未香は恥ずかしそうに俺を睨んだ。

「・・・もぉ、やだ、恥ずかしい」

「怒ってるの、照れてるの、どっち?」

俺は思わず笑ってしまう。

本当、可愛い

可愛くてたまらない。


こんな気持ちを我慢してたなんて、俺、どうかしてた。



「大丈夫。朝まで・・・あ、昼まで?寝かせないから」

「・・ば、ばかっ」


時計の針はすでに4時を刺している。

だけど、俺たちはまだまだ伝えたりない想いがある。


照れまくっている芙未香の唇を塞ぎ、再び繋がりあう。

乱れた息を整えながら、俺は芙未香の指輪がなくなった薬指にキスを落とした。
< 39 / 43 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop