アイムホーム
そして3ヵ月後

俺は芙未香と一緒に芙未香の実家を訪れた。

「なんか、緊張する」

「ふふ」

芙未香は俺の隣で嬉しそうに笑っている。

少しふっくらしてきた頬はピンクに染まって、とても可愛らしい。

「気分悪くなったら言ってね」

「それは、お前のほうだろ」

そうして、どちらからともなく握った左手にはお揃いの指輪が光っている。

芙未香は微笑みながらお腹に手を当てた。

「大丈夫よ、ね?」

お腹に話しかける芙未香は、俺の妻、そして子供の母親になった。




しかし、カオルが俺の弟になるのか・・・?


ふとそう思い、微妙な顔をしていると襖ががらっと開き芙未香の父親が入ってきた。
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