孤独な美少女
「……これから大変だな、お前」
「……は?」
恭弥に笑いながら言われたその言葉。
大変ってなんだよ。
いや、本気でわかんねえし。
「そうですね。きっとメガネ取ったの後悔しますよ」
「何で?」
「俺やったら嬉しいけど~!」
ため息をつきながら言った藍鬼と、ニヤニヤしながら言った白我。
ああ、そうだ。
コイツ女好きなんだった。
……俺が女だって分かったら、コイツどうなるんだろうか。
そんなことを考えている今も、周りからの視線は俺に集中していて。
「なあ……どっか行かね?」
「え?あ、ああ。そうやな」
居心地が悪すぎて俺は白我に軽く助けを求めた。
白我も皆もそれに気づいてくれたみたいで、動きだす。
「…屋上行く?」
「…ああ」
魁斗の質問に短く返事をする。
やっぱ、屋上って落ち着く…。