王子様は囚われ王女に恋をする
つながれた手が気になっていたのも最初だけ。
そのうちお店や町の様子に浮かれたアリシアは
自然にカイル王子の手に引かれて歩いていた。
綺麗な刺繍の入った薄紫色のストールが目に入る。
思わず立ち止った彼女をカイルは振り返った。
「アリシア?」
そのの視線の先にあるものに気づいて
カイルはふっと笑った。
「きれいだね」
「…はい、とても」
「君に似合いそうだ」
カイルはそう言うとストールを手に取って
アリシアの肩にかけた。
「これをもらうよ」
店主にお金を払うカイルを見て
アリシアは慌ててストールをはずした。
「そんな…ダメですっ」
お店に返そうとする手を押しとどめて
カイルはストールを再びアリシアの肩にかけた。
「僕が買ったものだ。
どうしようと僕の勝手だろう?」
「でも…」
「昨日のお詫びだよ」
舞踏会でからまれたことを言っているのだろう。
それ以上は何も言い返せなかったアリシアは
そのままストールをありがたくもらうことにした。
「…ありがとうございます」
「似合ってる」
優し声に顔を上げると、温かいまなざしがそこにあった。
(どうしてそんな目で見るの?
どうしてこんなことをするの?)
聞きたいことがたくさんあるのに
その瞳に見つめられると
アリシアは何ひとつ言葉にできない。。
そのうちお店や町の様子に浮かれたアリシアは
自然にカイル王子の手に引かれて歩いていた。
綺麗な刺繍の入った薄紫色のストールが目に入る。
思わず立ち止った彼女をカイルは振り返った。
「アリシア?」
そのの視線の先にあるものに気づいて
カイルはふっと笑った。
「きれいだね」
「…はい、とても」
「君に似合いそうだ」
カイルはそう言うとストールを手に取って
アリシアの肩にかけた。
「これをもらうよ」
店主にお金を払うカイルを見て
アリシアは慌ててストールをはずした。
「そんな…ダメですっ」
お店に返そうとする手を押しとどめて
カイルはストールを再びアリシアの肩にかけた。
「僕が買ったものだ。
どうしようと僕の勝手だろう?」
「でも…」
「昨日のお詫びだよ」
舞踏会でからまれたことを言っているのだろう。
それ以上は何も言い返せなかったアリシアは
そのままストールをありがたくもらうことにした。
「…ありがとうございます」
「似合ってる」
優し声に顔を上げると、温かいまなざしがそこにあった。
(どうしてそんな目で見るの?
どうしてこんなことをするの?)
聞きたいことがたくさんあるのに
その瞳に見つめられると
アリシアは何ひとつ言葉にできない。。