王子様は囚われ王女に恋をする
その時、ふっとカイルが視線をそらした。
「今日はこのあたりで昼食を食べて行こう」
カイルはそう言うと、アリシアの手を引いたまま
また歩き出した。
しばらく歩くと、庶民的だが小奇麗な店があり
迷わずその中へ入っていく。
「あらっ、いらっしゃい」
明るい声に誘われて顔をあげると
40代くらいのふくよかな女性がいた。
「ナターシャ、久しぶり」
カイルはそう言うと、屈託のない笑顔を見せた。
笑顔は何度か見たことはあっても
子供のような心からの笑顔を見たのは初めてだった。
「2階へどうぞ」
ナターシャと呼ばれた女性は2階の奥の部屋へ案内してくれた。
「カイル様、お連れの方はどなたです?」
部屋に入るとナターシャはアリシアを見て微笑んだ。
「メルディアンのアリシア王女だ」
「そうでしたか。アリシア様、はじめまして。
カイル様の乳母をしておりましたナターシャでございます」
優雅に膝を折ってお辞儀をする姿は品があり
王宮にいたことが納得できた。
「今日はこのあたりで昼食を食べて行こう」
カイルはそう言うと、アリシアの手を引いたまま
また歩き出した。
しばらく歩くと、庶民的だが小奇麗な店があり
迷わずその中へ入っていく。
「あらっ、いらっしゃい」
明るい声に誘われて顔をあげると
40代くらいのふくよかな女性がいた。
「ナターシャ、久しぶり」
カイルはそう言うと、屈託のない笑顔を見せた。
笑顔は何度か見たことはあっても
子供のような心からの笑顔を見たのは初めてだった。
「2階へどうぞ」
ナターシャと呼ばれた女性は2階の奥の部屋へ案内してくれた。
「カイル様、お連れの方はどなたです?」
部屋に入るとナターシャはアリシアを見て微笑んだ。
「メルディアンのアリシア王女だ」
「そうでしたか。アリシア様、はじめまして。
カイル様の乳母をしておりましたナターシャでございます」
優雅に膝を折ってお辞儀をする姿は品があり
王宮にいたことが納得できた。