男装少女はアイドル①【完】
とりあえず、顔変えてみるか。集中…。呪文を唱えて…。
クルリッと周り、母さんに見せる。
『どう…?』
「私の好みストライク。」
OKが出た。
成功なのかな。…負のオーラを背後に感じる。
『鏡貸して。……!』
鏡に映る自分は、いかにも勉強できますという雰囲気だった。
そして鏡に怖い顔の人が映っている…。
『母さん…程々にしないと…。』
そう言いながら、眼鏡をかけてみることにした。