普通の人間でした。




地下から抜け出すと、たくさんの兵士が構えていた。
刀を向け、今にも襲ってきそうな勢いだ。


『貴様、何者だ!』

後ろにいた王様が叫んだ。


『…俺を忘れたわけじゃねえだろ』

そう言ってパチパチと聞こえる音。

すると、突然男の背中から翼が生えた。
そしてみるみる赤い大きな鳥に変化していった。




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