普通の人間でした。




突然、敬礼をする門番。

奥の階段を見ると、いかにも偉そうな人達がこっちに向かってきた。
そして私のいる檻の前で足を止める。


『ほら、この娘ですよ王様。』

『ふむ…』

王様と呼ばれる人が私を除き混む。


見るなと睨み付ける。
なんてことできずに下を向く私。

いえ、ヘタレな訳ではありません。
けして。




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