主婦だって恋をする
宴会はとても盛り上がって、私はよく食べ、気持ちよくお酒もまわって楽しい時間を過ごしていた。
宇津木さんが流行りの芸人のモノマネをしたけどちっとも受けなくて、祥子は真っ赤になっていた。
「――それでは皆さん、カードを手元にお出し下さい」
宇津木さんの合図で、ビンゴゲームが始まった。
番号がランダムに読み上げられて、カードが穴だらけになっていく。
「なかなか当たらないわね……」
「ほんとー。テレビはもう取られちゃったし」
目玉の景品は早くになくなり、大きなぬいぐるみやたこ焼き器など、実用性のないものばかりが残っている。
祥子と私が半分諦めているなか、ぽつりと夫が言った。
「……ビンゴだ」