主婦だって恋をする
お風呂上がりで下着を着けていない浴衣の上から、一瞬だけ……震える卵を胸に当ててみた。
「………っ!」
ピリッ…と痺れるような感覚が走り、私はすぐに身を引いた。
「……すごい」
一度その威力を味わってしまうと直接当ててみたくなって、今度は浴衣と胸の隙間に滑り込ませる。
「………ん…っ」
今度は一瞬じゃなくて、ゆっくりと円を描くように肌の上を移動させた。
思わず甘い溜息が漏れ、私はいつの間にかこの小さなおもちゃに夢中になっていた。
目を閉じて、その振動だけに集中していた私は……
彼が部屋に戻ってきたことに、全く気づかなかった。