惑溺
「オーガズムって、どういう意味……?」
「知りたい?」
そう言って私を試すように微笑むリョウの視線が熱を帯びる。
その色っぽさにぞくりと背筋が震えた。
止まっていた指がまた動き出す。
リョウの舌が耳の中をなぞる。
「んん……っ!!」
その刺激に、カウンターの上の私の身体が勝手に跳ねる。
もう、自分で自分の身体を支えることもできなくて、両手でリョウの肩にしがみついた。
容赦なく動く長い指。
噛みつくように耳朶を這う唇。
もう、頭が真っ白になりそう。
細い悲鳴のような声を上げて体をよじる私に、リョウは低く艶のある声で囁いた。