愛しき・愛しき人[誤字修正]
「加奈さん。ありがとう。こんな息子を愛してくれて…
 親としてうれしく思います。

 それに…私たち夫婦のような出会い方ですね。」

社長はそういうと、顔に笑みがあふれた…


社長と奥様は上司と部下の関係だったと聞いている。

それも、課長と部下…

状況は同じでも…私は普通の子供だけど…


『あの…社長。ひとつ質問をさせていただいてもよろしいでしょうか?

 私は、その…普通の家庭の生まれで…
 私のようなものが和哉さんと結婚なんてしてもよろしいでしょうか?』

それは、加奈がずっと心にフひっかかkていたもの。

いくら、社長と奥様が社内恋愛で結婚したとしても、
結局は一之瀬のお嬢さまだったわけで…

私には、そんな隠し玉などない。


「そうか…そんなことを気にしているなら、はっきりさせておいた方がよいですね…
 私たち夫婦は和哉の結婚したい人と結婚すればよいと思っています。
 まあ…お相手にもよりますが、家柄とかは問題ではないんですよ。

 知っての通り、私の妻の実家は現在国内1位の会社であると思います。
 
 それに、この会社も現在皆さんのお力で現在右肩上がりの状態です。
 
 戦略結婚など無意味なもの。私もその経験がありますので…

 息子には自由に…と思っています。まあ、こんなに簡単に結婚の許しを出したのは、相手があなた…加奈さんだからですがね…」


『あの…それって』


「失礼だと思ったのですが、息子があまりにも結婚をしないので、

 社内でも仕事ができるという加奈さんと結婚をしてくれたらと思って、

 あなたのことは事前に調べさせていただいておりました。

 ですから、私たちにとってはお見合いでの結婚よりやはりお互いが求めあって方がうれしく思います。

 息子をよろしくお願いします」
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