愛しき・愛しき人[誤字修正]
私と社長はお互い頭を下げていた。

社長ともあろう方が、私のようなものに頭を下げるだなんて…

「親父…いい加減しろ。加奈がびっくりしてる」

そういうと社長は頭をあげ…

「結婚の時期は息子の言うようにできれば早くしていただけると助かります。
 事前に調べたといったいいましたでしょ。

 加奈さんはご自身で気がついていないようですが、
 
 男性社員から好感をもたれているようですね…

 息子が嫉妬してしまうのも無理ないですね。同じ男としては…

 私も妻に同じ思いを持っていましたから・・・・」


『そんな…私なんて…でも私も少しでも早く和哉さんと、その…』


「ありがとうございます。加奈さん。
 加奈さんのご希望があれば、部署移動も考えますから、その点はなんでも言ってください。
 加奈さんは私の娘ですから。私がなんでも…」

「おい。親父。そのセリフは俺のだ!!加奈は俺がすべてをかけても守る。俺の持つもの力を使ってもだ!!」


「だっ。そうですよ。加奈さん。心配はいりません。

 こんなですけど、私の息子ですから・・・

 近いうちに発表を…」


社長はそんな言葉とともに部屋をでていった。
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