ランデヴー II
「あれはなぁ……もう完全に若気の至りってヤツだ。今の俺はすげー真面目だからな」


「彼女いないけどね」


「うっせ。お前に言われたくねーよ」


みっちーの言葉に眉をひそめると、モリケンはアッと言う間に手元にあったビールを飲み干してしまった。



「まぁねぇ、うちらみんな寂しいモノ同士だもんねぇ……」


テーブルに肘を付きながら、みっちーが溜息と一緒に煙草の煙を吐き出す。



彼女はつい最近彼氏と別れたばかりだ。


合コンで知り合ったという男性と1年程付き合っていただろうか。


相手があまりにも結婚に消極的だったので、すっぱり別れたと言っていた。


現在28歳の彼女にとって、結婚が見えない恋愛は意味がないのだそうだ。


だから今は、新しい出会いを求めて婚活中らしい。



「あ、そうだゆかり。今度合コンやるんだけど、来ない? 相手は某有名広告代理店の人達だから、条件はいいと思うよ」


みっちーに急に話を振られ、私は眉を寄せて「うーん」と唸る。
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