ランデヴー II
なるべく褒めて伸ばすようにしようとは思っているのだが、それすらあまり響かない気がしている。
少しずつでも変わっていってもらえれば、と長い目で見るしかないのか。
私自身彼女のような人と仕事をするのは初めてだということもあり、少し戸惑っていた。
「坂下ー」
思わず仕事の手を止めて考え込んでいると、不意に名前を呼ばれた。
声の方に顔を向けると、課長の佐原さんがちょいちょいと私に向かって手招きをしているのが目に入る。
席を立って近付き「何ですか?」と問うと、無言で書類を渡された。
「固定資産の資料、ですか?」
「これさ、次回から今村にやらせてみようと思うんだけど、どう思う?」
いつになく真剣な面持ちでそう言われ、しばし考える。
この仕事は、この部署に来た時から私の担当だった。
前任者から引き継いだものだ。
結構確認事項が多く、どちらかと言えば面倒な仕事ではある。
少しずつでも変わっていってもらえれば、と長い目で見るしかないのか。
私自身彼女のような人と仕事をするのは初めてだということもあり、少し戸惑っていた。
「坂下ー」
思わず仕事の手を止めて考え込んでいると、不意に名前を呼ばれた。
声の方に顔を向けると、課長の佐原さんがちょいちょいと私に向かって手招きをしているのが目に入る。
席を立って近付き「何ですか?」と問うと、無言で書類を渡された。
「固定資産の資料、ですか?」
「これさ、次回から今村にやらせてみようと思うんだけど、どう思う?」
いつになく真剣な面持ちでそう言われ、しばし考える。
この仕事は、この部署に来た時から私の担当だった。
前任者から引き継いだものだ。
結構確認事項が多く、どちらかと言えば面倒な仕事ではある。