ランデヴー II
そう考えると、確かにこの仕事をすることでみんなとの間に会話が生まれ、今村さんにとってプラスになるような気がしてきた。



もしかして……佐原さんは最初からそれが狙いだったのかもしれない。


意外と彼女のことを考えてくれているのだろうか。


そう感じ、佐原さんのことを少し見直した。



「わかりました。じゃぁ来月新しいデータが送られてきたら引き継ぎしますね」


「おう、ついでに次の部会でみんなに通達してくれ」


「了解です」



席に戻ると今村さんは一生懸命先程のメールを作成している所で、一先ず話は後ですることにし、私もやりかけの仕事に取りかかることにした。


この新しい仕事に、今村さんが少しでも前向きに取り組んでくれるといいなぁ。


漠然とそう願いながら。
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