ランデヴー II





あれから数日が経ち、心の中では倉橋君のことが気になりながらも何も行動できずにいたある日。


私は久しぶりに18Fのカフェテリアへ立ち寄った。


最近忙しくて休憩する暇もなく、購買でチョコレートを買うついでに一息つきたくなったのだ。



「あ……」


チョコレートのお供に自販機で出した冷たいお茶を手にし、窓際のいつもの席に目を向けた私は、思わず小さく声を上げる。


入り口に背を向けて座り、頬杖を突きながら外を見つめる倉橋君がいたからだ。


私は迷わず近付くと、声をかけた。



「倉橋君」


隣に腰掛けると、彼はゆっくりと私に顔を向けた。


あまり眠れてないのか、顔色が悪い。


だが倉橋君は私を見ると、その顔をふっと綻ばせた。



「お疲れ様です」


「お疲れ様」


短く挨拶を交わすと、倉橋君は再び窓に顔を向けて頬杖を突く。
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