ランデヴー II
誰だって醜態を晒せば、気まずい思いをする。


口数が少ないのも、私の方を見ようとしないのも、昨日のことを気恥ずかしく思っているからだと考えれば……全て説明がつく気がした。


そう結論付けると少し気分が軽くなってきて、私の顔には思わずふふっと笑みが浮かぶ。



「恥ずかしいの?」


「……はい。かなり……」


「でも、ちょっと可愛かったよ?」


「……やめて下さい」


クスクスと笑いながらからかうと、倉橋君は拗ねたように眉を寄せた。


だがその後に、肘を突いたまま頭を抱えるような仕草をする。


そして、そのままクシャリと髪の毛を握りしめた。



「もしかして……2日酔い?」


「えぇ……まぁ……」


倉橋君は頭を伏せたまま唸るように返事をした。



なるほど、元気がないのはそのせいでもあったらしい。
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