ランデヴー II
ガチャンと扉が閉まる音と同時に訪れる、薄闇と静寂。
背後から漏れるキッチンからの光が、倉橋君の姿を照らしてくれる。
だが彼は私の肩に手を置いたまま、何かを考えるかのようにしばらくじっと床へと顔を向けていた。
「あの……」
そう私が声をかけた瞬間、ふっと顔を上げ私を見つめる。
その目は切なげに揺れていて、激しく心を揺さぶられた。
見つめ合っている――ただそれだけで涙が溢れそうになる私は、おかしいんだろうか。
こんなにも愛しくてたまらない。
そんな存在が目の前にあることが切なてく苦しくて、そしてそれとは別の場所で、幸せだとも感じられる。
ドサッと、倉橋君が手にしていた荷物が音を立てて転がる音がした。
それと同時に倉橋君が少し身をかがませ、その顔を近付けてくる。
私は躊躇うことなく瞳を閉じ、彼のことを受け入れた……。
背後から漏れるキッチンからの光が、倉橋君の姿を照らしてくれる。
だが彼は私の肩に手を置いたまま、何かを考えるかのようにしばらくじっと床へと顔を向けていた。
「あの……」
そう私が声をかけた瞬間、ふっと顔を上げ私を見つめる。
その目は切なげに揺れていて、激しく心を揺さぶられた。
見つめ合っている――ただそれだけで涙が溢れそうになる私は、おかしいんだろうか。
こんなにも愛しくてたまらない。
そんな存在が目の前にあることが切なてく苦しくて、そしてそれとは別の場所で、幸せだとも感じられる。
ドサッと、倉橋君が手にしていた荷物が音を立てて転がる音がした。
それと同時に倉橋君が少し身をかがませ、その顔を近付けてくる。
私は躊躇うことなく瞳を閉じ、彼のことを受け入れた……。