ランデヴー II
あの日以来初めて顔を合わせたというのに、彼の様子に何ら変わった所は見受けられなかった。
私はこんなにも意識してしまってどうしようもないのに、やっぱり彼はいつものようにポーカーフェイス。
「あれ、夢じゃない……よね?」
あまりの手応えのなさに、何だかだんだん自信がなくなってくる。
あの日の出来事は、現実なのだろうか……。
はぁぁ……と長い溜息を吐き、私は出来上がった書類を持って役員室へと足を向けた。
エレベーターに乗って16Fに降り立つと、他のフロアとは少し空気が違うのがわかる。
廊下にはたくさんのグリーンが飾られているし、床も他のフロアとは材質の違う絨毯が敷かれている。
私はその高級感溢れる入り口を抜けると、カウンター越しの秘書グループに見知った女性がいるのを見付けた。
「みっちー、久しぶり」
「あ、ゆかり! お疲れー」
久しぶりに会ったみっちーは、変わらない可愛い声で私を出迎えてくれた。
他に人のいないカウンターの奥から近付きながら、「もしかして承認?」と首を傾げる。
月末のこんな時間にここに来る用事なんて、大抵の理由がそれだ。
私はこんなにも意識してしまってどうしようもないのに、やっぱり彼はいつものようにポーカーフェイス。
「あれ、夢じゃない……よね?」
あまりの手応えのなさに、何だかだんだん自信がなくなってくる。
あの日の出来事は、現実なのだろうか……。
はぁぁ……と長い溜息を吐き、私は出来上がった書類を持って役員室へと足を向けた。
エレベーターに乗って16Fに降り立つと、他のフロアとは少し空気が違うのがわかる。
廊下にはたくさんのグリーンが飾られているし、床も他のフロアとは材質の違う絨毯が敷かれている。
私はその高級感溢れる入り口を抜けると、カウンター越しの秘書グループに見知った女性がいるのを見付けた。
「みっちー、久しぶり」
「あ、ゆかり! お疲れー」
久しぶりに会ったみっちーは、変わらない可愛い声で私を出迎えてくれた。
他に人のいないカウンターの奥から近付きながら、「もしかして承認?」と首を傾げる。
月末のこんな時間にここに来る用事なんて、大抵の理由がそれだ。