ランデヴー II
「あぁ、うん……」


曖昧な笑みを浮かべる私に、みっちーは何故だか少し驚いた顔をする。



「え、何? もしかして……結婚!?」


はっきりしない私の態度はどうやらみっちーに盛大な勘違いをさせてしまったらしい。


私は慌てて首と手を同時にブンブンと振った。



「や、違う違う。実は……」


特にみっちーに隠すような話でもないし、それにいつかは知られてしまうことだ。


私は「別れたんだ……」と、ぎこちない口調で白状した。



するとその一瞬の後、フロア内にみっちーの絶叫のような声が響き渡った。



「えぇぇーーー!! 何で何で!?」


「ちょ、みっちー! 声大きいよ!」


「あ、ご、ごめん、だって……。嘘でしょう? いつ?」


口元を手で押さえ慌ててボリュームを絞りながら、みっちーは「信じられない」といった様子で目を見開いている。
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