彼はくせっ毛君

あーーー!!!!
槙斗君の家気になるー!!!!
気になる気になる気になるー!!!!
後ろの女の子話してよー!!!



「はい。じゃあ次田沼さん」



「…………え。」

先生にあてられた…。

今どこやってんのー!!!???

どう教科書をめくっても何をやっているのかさっぱりだった。

「わ、分かりませー…ん」

先生は一瞬私を睨んで溜め息をついた。

「はぁー…これから夏休みだというのに、もう夏休みボケですか?」

「い、いえ。そういうわけでは…」

私は苦笑いをした。


「いいわ、座りなさい。田沼さんの代わりに誰かお願い」

私の周りで「はーい!!」という声が飛び交う。

小学生みたい…。


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