時は今



 翌日、四季から朝一番に来たメールで由貴は飛び起きた。

『おはよう。今日は病院に行って来るから心配しないで』

 病院に行くから心配しないでとは何事だ。一瞬で眠気も飛び、由貴は四季に電話をかける。

 すぐに四季が携帯に出た。

『おはよう、由貴。ごめん、起こした?』

「そんなことじゃないよ。病院って?」

『ああ、定期検診。言ってなかった?』

「……」

 由貴は思い切り脱力して布団に倒れた。

「──朝から心臓に悪いメールするなよ…」

 昨日のことがあるのに。

『ごめん』

「熱は?」

『平熱。元気だよ。早く終わったら学校にも来るけど』

 四季の声を聞いている限りでは元気であることは間違いはなさそうだった。

『昨日、忍からメールがあった』

「ああ…。それで元気なの」

『それで元気って何?』

「ううん。四季が元気なら何でもいいよ」

 じゃあ会えたらまた学校でね、と言って通話を終了した。



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