時は今



 月曜日。忍は綾川隆史が職員室に来るのを待って、声をかけた。

「先生、おはようございます」

「おはよう。──揺葉忍さん、だよね?」

 隆史は朝から意外な人物に声をかけられ、少し驚いたようだ。

「どうしましたか?由貴くんではなく僕に用が?」

「はい。先生、今日、少しお話したいことがあるんです。お時間とれますか?」

 隆史はにっこりした。

「はい。可愛い生徒さんのためなら。お昼休みでも、放課後でも」



< 262 / 601 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop