時は今
月曜日。忍は綾川隆史が職員室に来るのを待って、声をかけた。
「先生、おはようございます」
「おはよう。──揺葉忍さん、だよね?」
隆史は朝から意外な人物に声をかけられ、少し驚いたようだ。
「どうしましたか?由貴くんではなく僕に用が?」
「はい。先生、今日、少しお話したいことがあるんです。お時間とれますか?」
隆史はにっこりした。
「はい。可愛い生徒さんのためなら。お昼休みでも、放課後でも」