お見合い恋愛
ぎしっと音がして、どうやら唯香さんもソファーに腰を下ろしたらしい。


そのあと、ふわりと柔らかいものが頬に触れて

俺は慌てて体を起こした。




「え?」


俺の隣には唯香さんがいて、こっちをじっと見つめていた。



「ずっと好きでした」



そう言った唯香さんの頬は以前見たときのようにピンクに染まっていた。



・・・ますますわからなくなってしまう。


唯香さんが好き・・・?俺を・・・?





考えれば考えるほど混乱してきて、俺はただ唯香さんを見つめ返すだけだった。
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