キズナ~私たちを繋ぐもの~
「幸せになってね」
「ああ」
手が差し出されて、私たちは握手を交わす。
懐かしい温かい手は、いつかきっと私より素敵な女性を抱きしめるはずだ。
「……そろそろ入っていいか」
達雄が、ウーロン茶を片手にやってくる。
司は、意地悪そうにその顔を眺めた後、「仕方ないですね」と微笑む。
隣に座った達雄と腕が触れあって、そのぬくもりにホッとする。
この人の隣に居られる自分になれて本当に良かった。