甘くなるほどキミが好き。



「あぁ、ここはな…」





そして苦手な理数科を教えてもらい、少しの休憩時間。


母がやってきて、紅茶とブラウニーを出してくれた。





あ…バレンタイン…


私はふと、悩んでいる話題を出してみた。





「先生、もうすぐバレンタインですね」


「あぁ…そうだな。誰かにあげるのか?」


「家族と友達に、だけ」





私は先生の顔をうかがいながら言った。





「そっか、手作り?」


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