琥珀色の誘惑 ―王国編―
「そうだ」

「……アルのむっつりスケベ」

「何だ、それは」

「だから……隠れエッチってこと」

「馬鹿を申すな! 私は隠れても隠してもいないぞ! 正々堂々とお前のことを求めているだけだ!」


(そ、そんなこと……堂々と宣言されても)


髪に手を差しいれ、ミシュアル王子は結った髪を解こうとする。彼の唇が頬に触れ、耳朶をなぞり……小さく息が掛かった。


「首の後ろ……邪魔なリボンを解きたい」

「ダメだってば。絶対に触らないで! 指一本でもダメだからね!」

「わかった。約束しよう」


そう答えると、首の裏に唇を這わせ、リボンを歯で噛むなり、クイッと引っ張ったのだ。


「ちょっと、アル! 嘘つき!」

「嘘は言っていない。指の一本も触れてはいない」


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