琥珀色の誘惑 ―王国編―
母だけなら後宮に招くことが可能だ。だが、自分だけでも持て余している舞である。それで母を呼び寄せても、逆に肩身の狭い思いをさせかねない。
明日、王宮で行われる披露宴での再会を約束して、舞はひとり後宮に戻ったのだった。
「ご両親様や弟様と、水入らずでお話をさせて頂けるなんて。やはり、サディーク殿下はお噂通りの人格者でいらっしゃいますわね」
後宮の庭を散策しながら、舞はシャムスと色々話をしていた。
シャムスは自分の婚礼の準備で、昨夜から今日の午前中に掛けて親元に戻っていた。舞たちがクアルンを出国した翌日が、シャムスとターヒルの挙式予定日だ。
そんなシャムスに、舞はミシュアル王子との喧嘩を話した。ついでに、ライラの一件も。
「まあ、何という事を! それはいけませんわ、アーイシャ様」
シャムスは顔色を変えて答える。
実は……と前置きして、シャムスは昨夜母から聞いたという話を舞にしてくれた。
明日、王宮で行われる披露宴での再会を約束して、舞はひとり後宮に戻ったのだった。
「ご両親様や弟様と、水入らずでお話をさせて頂けるなんて。やはり、サディーク殿下はお噂通りの人格者でいらっしゃいますわね」
後宮の庭を散策しながら、舞はシャムスと色々話をしていた。
シャムスは自分の婚礼の準備で、昨夜から今日の午前中に掛けて親元に戻っていた。舞たちがクアルンを出国した翌日が、シャムスとターヒルの挙式予定日だ。
そんなシャムスに、舞はミシュアル王子との喧嘩を話した。ついでに、ライラの一件も。
「まあ、何という事を! それはいけませんわ、アーイシャ様」
シャムスは顔色を変えて答える。
実は……と前置きして、シャムスは昨夜母から聞いたという話を舞にしてくれた。