シークレットな極上LOVE
何で、笑うのよ。
「あの人、昔から気の強い子が好きなのよ」
「そう…ですか」
“あの人”呼ばわり!?
さすが、婚約者。
「ねえ、由依奈も何か飲む?」
おい、おい!いきなり呼び捨て?
「その為に来たんで。でも、自分で頼みますから」
いつか来たVIPルームでの楽しくて、ドキドキした時間とは違う。
今は、BGMで流れるジャズも耳に入らない。
「ユウくん、酔わないお酒ちょうだい」
「そんなのないよ。それより、亜子さんと由依奈ちゃん、知り合いなの?」
久々に会ったユウくんは、少し疲れた感じだ。
きっと、仕事が忙しいのね。
「違うわよね、由依奈。今日のお昼に、初めて会ったの」