【完】君しかいらない
怖い…っ!!!


「黒田くん、一緒にいて…ね。逃げたりしないでよね?」


「もちろん。小中さんも逃げないようにね」


お互いビビりなのか、二人して辺りをキョロキョロ…。


ガサッ。


「キャアっ!!!!」
「ギャーッ!!!」


黒田くんに寄って行ったら、肩に当たったあたしの手にビックリしたみたいで、同じように声をあげてる。


「小中さん、寄るなよっ!!!ビックリするだろ!?」


「ご…ごめーん…」


何と黒田くんに逆切れされてしまった。


夜道も怖いけど、黒田くんも怖い…。


ううっ、やっぱり奏太くんとくればよかったのかな…。


奏太くんなら、間違いなく守ってくれるよね…。






< 473 / 1,444 >

この作品をシェア

pagetop