コイン★悪い男の純情
純一が近くのホテルの中華料理店『CHINA CHINA』に、麻由美を連れて行った。
二人は海鮮飲茶コースを頼んだ。
暫くすると、海鮮入り冷菜盛合わせを、黒のチャイナドレスを着たウエイトレスが運んで来た。
それを摘みながら、純一が言った。
「これなかなか、うまいですよ」
「本当、おいしいですわ」
次に、ふかひれスープ、続いてエビのチリソース、飲茶・・・が。デザートを食べながら、純一が麻由美に尋ねた。
「海外旅行には行かれましか?」
「最近、ハワイに行って来ましたわ」
「ハワイは何度目ですか?」
「3度目ですわ」
「アラモアナには行かれましたか?」
「それ、何ですの」
「ノースショアはどうでした?」
「さっぱり、わかりまへんわ」
「じゃ、ハワイのどこに行かれました?」
「ワイキキですやん」
「それ以外は?」
「ビーチですやん。海ばっかり行ってましたわ」
(この女は、ハワイには行っていない。そして、都合が悪くなると、この女の会話には、関西弁が入り出す。と言う事は、この女は、普段は関西弁で喋っているのか)
純一が心の中で呟いた。
二人は海鮮飲茶コースを頼んだ。
暫くすると、海鮮入り冷菜盛合わせを、黒のチャイナドレスを着たウエイトレスが運んで来た。
それを摘みながら、純一が言った。
「これなかなか、うまいですよ」
「本当、おいしいですわ」
次に、ふかひれスープ、続いてエビのチリソース、飲茶・・・が。デザートを食べながら、純一が麻由美に尋ねた。
「海外旅行には行かれましか?」
「最近、ハワイに行って来ましたわ」
「ハワイは何度目ですか?」
「3度目ですわ」
「アラモアナには行かれましたか?」
「それ、何ですの」
「ノースショアはどうでした?」
「さっぱり、わかりまへんわ」
「じゃ、ハワイのどこに行かれました?」
「ワイキキですやん」
「それ以外は?」
「ビーチですやん。海ばっかり行ってましたわ」
(この女は、ハワイには行っていない。そして、都合が悪くなると、この女の会話には、関西弁が入り出す。と言う事は、この女は、普段は関西弁で喋っているのか)
純一が心の中で呟いた。