もっと早く逢えていれば良かった
「綾乃ちゃん?」



この声は……



「涙架ちゃん……」




顔を上げると涙架ちゃんとその友達が居た。


「久しぶり?」


「うん、久しぶり……」


あたしは笑顔を作る。
ちゃんと笑えてるかな。



そういえば、留年してから初めて学校行った時以来だ。



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