甘くて切なくて、愛おしくて
「はぁ!?運動会に来てほしい!?」
あまりにも大声で叫んだ美香子の口を慌てて塞ぐ。
「ちょっと、声、でかすぎだって!みんなに聞こえるでしょ!?」
最近あたし達部署が頑張ってるからという事で、部長の奢りで急遽飲み会が開催された。突然の出来事にも関わらず、みんなはよほど暇なのか、それとも仲がいいのか、誰ひとり欠けることなく全員で参加している。
勿論、美香子とあたしも先程から注がれるビールを飲んでおつまみを食べ..
その姿はまるで恋する乙女とはかけ離れているけれど..
「ごめん、だってあまりにもびっくりしてさ」
今朝、ユウキ君からの“お願い”があまりにも衝撃的すぎて、あたしは美香子に相談をしていた。
生憎、あたし達の会話を聞いてる人達は誰ひとりいなくて、みんな思い思いに楽しんでいる。
ふう、よかった。
「それにしても侮れないよね~子供の目っていうのはさ」