甘くて切なくて、愛おしくて
ユウキ君が怒っている理由が分かったのはお昼になってからだった。
シートに広げられたお弁当に感動してる所にユウキ君がやってきて、どかっと胡坐をかく。
さすが..男の子だ。
そして座って第一声、すぐにあたしを睨みつけて叫んだ。
「だって..無我夢中だったんだもん」
「だからって限度があるだろ?」
「そんな事、言われても..ねぇ沢城さん?」
「叫んだお前が悪い」
「そんなぁ~!!」
ちらっと沢城さんの方を見ると、クールに答えてお弁当の中身を少しずつ紙皿に分けていく。から揚げにサラダに巻きずし。やっぱり沢城さんって料理上手なんだという事を改めて思い知らされる。
はぁ、やっぱり料理、勉強しようかな..
「でもこいつを呼んだお前にも責任があるんだぞ」