甘くて切なくて、愛おしくて
小学生とは思えないくらいの大人な発言をして立ち上がる。
「大丈夫?」
近寄ってしゃがみ、顔を覗きこんでみるけれど、さっと顔を反対に向ける。
その仕草に少しだけ胸が痛んだ。
「お前には関係ないだろ?」
「関係ないけどさ。あたし一応目撃者だし」
「...」
「それに一応、大人だし」
「チカンされんのに?」
「そ、それは・・」
次に何て言葉を言えばいいのか、なかなか言い出せないあたしに、彼は小さな声で呟いた。
「朝は..ごめん」