Quiet man
さぞかし、女としての

プライドも傷付いただろう。


これは此処だけの話だが・・


牧は俺への想いをずっと

引き摺っていた様だ。




『アイツも云われた通り、

あの女をサッサと犯って

ボロボロにしてやれば

良かったのよ・・!』




ハルミにそう吐き捨てて・・

最後は号泣したと云う。


沢村は恐らくナギに情が沸い

たんだ。"犯って"しまえる程

気持ちが離れられなかったのだ。




「ナギ・・?」

「うん・・?」


「一刻も早く連れて帰りたい。」


「荷物引取りに来たら直ぐ、

不動産屋さんに行くやんか。」


「フフ、解ってンだけど。」




ガキみたいだな俺・・。

でも、素直な気持ちだったんだ。


それでもってもう、ちゃっかり

ダンドリも付けてあったりして。




「当分エッチできひんって・・

知ってるやんな?」


「解ってる・・!」




・・・失礼な。


そう云う事じゃねえんだって。


( そりゃソッチは残念だけど )



「明日は絶対ッ、何もしちゃ

ダメだ。俺が全部するから。」


「荷物の宛名書きぐらい・・。」


「ダメだ。」




吹き出し笑いで月明かりの中、

久々に抱き合って・・眠った。



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