夢中度100%の恋心(短)
ガチャリと開けられたドアに一瞬ビクリと肩を震わすが、すぐにトモだとわかり、へらりと笑顔を向ける。
「あ、トモ。付いてたっしょ、ここ」
自分の頬を触りながら、トモを見つめると、恥ずかしそうに赤面するトモ。
「う、うん」
再び、目を向けると、そこは、もうすでに赤みは引いていた。
「これ。頑張ってたみたいだから、あげる」
「ありがと」
ココアが入ったカップを差し出された俺は、勉強道具を寄せて、ココアを口に含む。