恋愛の条件
二人は再度お互いの気持ちを確かめ合うように深く唇を重ねた。

奈央は修一の首に腕を回し、修一を招きいれた。


(どうしよ……全てが急すぎて頭がついていかない)


奈央は何か大事なことを聞かなきゃいけない気がするのに頭が回らない。


(もう……こんなキスされたら抵抗できるわけない)


「しゅ…う……」

奈央を抱き締めていた腕が、背後から腰へと滑る。

「ダメ……こんなところで……」

「我慢できねぇ……」

胸におかれた手が器用にボタンを外す。

しまった、今日はシャツタイプのワンピースを着ていたのだったと後悔した時は、全てのボタンが外されていた。

「やっ……」

ブラを上に上げられ、その突起を口に含まれる。

手は既に脚の間を割って入り、下着越しに指を上下に動かす。

ぞくりと背に痺れを走らせる感触に、思わず口を覆う。


(やだ……ここ、医務室なのにどうしよ……
抵抗できないくらいに気持ちいい)


奈央は声を押し殺すことが精一杯で、抵抗なく修一の愛撫に酔いしれるしかなかった。

「奈央……いいか?」

「ハァ……もう私……」

修一が奈央の身体から少し離れた瞬間、勢いよくカーテンが開けられた。

「----えっ!?」

「マジかよ……」

呆然とした顔でそこに立っていたのは、手に奈央のかばんとコートを持った裕樹の姿だった。


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