恋愛の条件
「うわっ、わりぃ……」

「キャァァ!!」

裕樹は咄嗟にカーテンを締め直し、後ろに向いた。

カーテンを閉めたんだから後ろに向く必要はないのだが。

「お、お前らこんな所で何してんだよっ……」

「///ご、ごめん(もうヤダ、サイアク)」

「何って見て分かんだろうがっ?邪魔すんなよっ」

見られたことよりも、邪魔されたことの方が苛立っている様子の修一に呆れて言葉も出ない奈央だった。

「邪魔って……奈央のかばん持ってきてみればドア開けっ放しで何やってだよっ!」


(え、開けっ放しって……)


「あぁ、わりぃ。開いてた?出て行く時閉めていけよ?」

「修!!」

絶対に自分が悪いとは思ってないその言い方に奈央が咎める。

「裕樹、ごめんね、迷惑かけたのに……」

「別にいいけどさぁ、ちょっとは考えろよ?黒沢、上でお前のこと探してたぞ?」

カーテン越しに呆れ果てた裕樹の声が聞えてくる。


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