恋愛の条件
肌触りの良いシーツの上で身体を弛緩させ、肩で呼吸を整える。

朦朧とした意識の中、魅惑的に微笑む修一の顔が視界に入ってくる。

ポタっと額に落ちる汗の感触に、何かがおかしいと脳裏に告げる。

そっと修一の頬に手を伸ばせば、指に伝わる彼の肌の感触。

「夢、じゃないの?」

ふと投げかけた疑問に、修一は一瞬瞠目したかと思うと、クスリと笑った。

「夢かもな……」そう聞こえたかと思うと、急に激しく唇を塞がれた。

強く舌を絡め取られ、全てを蹂躙するようなキスが繰り返される。

息苦しさに、ヒクリと喉が震え、これが夢ではないことに気付いた。

「修、修なの?」

確認するように何度も彼の名前を呼ぶ。

「誰だと思っていたわけ?俺だと気付かずにあんなに乱れていたんだ?」

意地悪な問いかけに奈央の瞳が潤む。

ちがうと言いたいのに、胸がいっぱいで、頭が混乱して何も言葉が発せない。

涙目でじっと見つめれば、修一は愛おしげに奈央を見つめてくる。

もうこれだけで満足だ、そう喜びに打ち震えていると、熱く質量の持ったものが、太腿の間に押し付けられた。

「待って……」そう言おうとした唇を再度ふさがれ、修一は自身を奈央の身体に深く埋めた。

「待たない。誰の腕に抱かれているかしっかり分からせてやる」

そう意地悪く笑う修一に、奈央は成す術もなく身体を押し開かれ、恍惚とした快感の渦へと誘われた。


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