恋愛の条件
「まずここは、パークハイアットのスウィートだ」
「!!!なっ……」
何故そんな高級ホテルのスウィートに?
驚きに言葉を詰まらせていると、修一が落ち着けと奈央の頬にそっと手を添える。
「俺じゃない。沙希が取ってくれた。酔っぱらいの面倒を見るくらいなら金で解決した方がいいんだとさ」
「沙希が?酔っ払いの面倒って、ひどいくない?」
いや、ひどくないか。その代わりに高級ホテルのスウィートを用意してくれたのだから。
「昨日、山下から連絡があって、奈央が居酒屋でかなり泥酔しているから迎えに行って欲しいと。迎えに行ってみれば、奈央は焼酎のグラスとビールジョッキを両手に抱え酔いつぶれていて、沙希が一人機嫌悪く酒を飲んでいた」
「そう、だったの」
自分の痴態を知らされ、かぁと顔が赤くなる。
「片桐さんも沙希を迎えに来ていたから一緒に乗せてもらった。取りあえず俺がステイしているホテルに連れて行こうとしたら、ここに連れてこられたんだよ」
「つ、連れて来られたって、そんな簡単に……」
「沙希が勝手に電話して予約入れてたんだ。妹に先越された惨めなどM女を何とかしろ、日本にいる間中飲めないヤツのヤケ酒に付き合う気はない、ってな」
「ひ、ひどいっ!」
「沙希らしいじゃん。何だかんだ言って奈央のこと心配してんだよ。俺は一発殴られるの覚悟で迎えに行ったんだけどな。面白いものが見れたってケラケラ笑っていた」
「面白いものって……」
腑に落ちない様子でブツブツ言う奈央を余所に修一はクスクス笑っている。
吐息が肩口にかかり擽ったい。
こんなまったりとした幸せな時間は、何だかすごく久しぶりな気がする。
「!!!なっ……」
何故そんな高級ホテルのスウィートに?
驚きに言葉を詰まらせていると、修一が落ち着けと奈央の頬にそっと手を添える。
「俺じゃない。沙希が取ってくれた。酔っぱらいの面倒を見るくらいなら金で解決した方がいいんだとさ」
「沙希が?酔っ払いの面倒って、ひどいくない?」
いや、ひどくないか。その代わりに高級ホテルのスウィートを用意してくれたのだから。
「昨日、山下から連絡があって、奈央が居酒屋でかなり泥酔しているから迎えに行って欲しいと。迎えに行ってみれば、奈央は焼酎のグラスとビールジョッキを両手に抱え酔いつぶれていて、沙希が一人機嫌悪く酒を飲んでいた」
「そう、だったの」
自分の痴態を知らされ、かぁと顔が赤くなる。
「片桐さんも沙希を迎えに来ていたから一緒に乗せてもらった。取りあえず俺がステイしているホテルに連れて行こうとしたら、ここに連れてこられたんだよ」
「つ、連れて来られたって、そんな簡単に……」
「沙希が勝手に電話して予約入れてたんだ。妹に先越された惨めなどM女を何とかしろ、日本にいる間中飲めないヤツのヤケ酒に付き合う気はない、ってな」
「ひ、ひどいっ!」
「沙希らしいじゃん。何だかんだ言って奈央のこと心配してんだよ。俺は一発殴られるの覚悟で迎えに行ったんだけどな。面白いものが見れたってケラケラ笑っていた」
「面白いものって……」
腑に落ちない様子でブツブツ言う奈央を余所に修一はクスクス笑っている。
吐息が肩口にかかり擽ったい。
こんなまったりとした幸せな時間は、何だかすごく久しぶりな気がする。