恋愛の条件
「自分の身体で確かめろよ」

そう言うと、奈央を抱きしめていた腕を脚の間に割り込ませたかと思うと、すぅっと指でその奥を撫ぞる。

「あっ////」

「クス、まだ溢れてるな」

脚の間から、トロリと生温かいものが溢れ、それが昨夜のことが夢ではないと実感した。


(こ、こんな実感の仕方って……)


「わかった?」

口角を上げて意地悪く笑う修一は、やっぱりいつもの修一だった。

「もう!信じらんない!一人感動してバカみたいじゃない」

「何に感動してたわけ?」

「-----っ」

そんなこと言えるわけがない。

昨夜のセックスがあまりにも甘く切なく官能的でトロっとろに骨抜きにされた、なんて。

真っ赤な顔で言葉に詰まれば、修一は肩を震わせて大笑いした。

「もう、ひどい!修なんて知らない!」

バンっとクッションを投げつけてもまだ笑っている。

もう一つ、と手を伸ばしたとき、その手は強い力で引かれた。

くるりと天井が回ったかと思うと、奈央の身体は反転し、簡単に腕を抑えられて組み敷かれてしまう。

離せ、と見上げれば、急に真面目な顔をした修一が奈央の瞳をじっと捉えた。



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