天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅧ
だいぶメンバーが集まってきた。

「先に始めねぇか?後から少しずつ集まってくんだろ?」

昨夜から何も食べていない龍太郎が言う。

雛菊の弁当や疾風のオードブル、薊のドリンク類とお花見スイーツが目当てらしい。

「それじゃあ…始めてよっか?」

薊が紙コップと持参のドリンク類を手際よくメンバーに渡す。

雛菊と寧々、撫子に対しては酌までする気配り。

無論男子陣には手酌しろと邪険な態度だが。

「んじゃま、かんぱぁあぁいっ!」

幹事・雛菊の音頭で、早速花見は始まった。

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